日本神話の漫画第10話「いざなき、追手を撃退」。黄泉の国から逃げるいざなきが、雷神と1500の軍勢に追われながら十拳の剣を振って逃走する。黄泉と地上の境にあった桃の木の実を投げると悪霊たちは退散し、桃の木は神となる場面が描かれている。

🟢十拳の剣で追手を撃退

さらに雷神と1500の兵がいざなきを追ってきました。
いざなきは剣を後ろ手で振り、彼らを退治しました。現在でも、日本では後ろ手を振る行為は相手を呪う行為だとされています

🟢桃で退治

黄泉比良坂(よもつひらさか)の入り口まで戻ってきたいざなきの目に飛び込んできたものは桃の木でした。いざなきは桃を3個投げ、悪霊を追い払いました。
この話から、桃は魔除けの力があると言われています。

とくら

奈良県の纒向遺跡(まきむくいせき)から約2000個の桃の種が出土しています。3世紀ごろに祭祀に用いられていたと考えられています。


また、古代中国では桃には霊力や邪悪を避けると信じられてきました。「追儺(ついな)」という鬼を追い払う儀式があり、桃の弓と葦の矢が使われています。


日本でも二月上旬に鬼を追い払う「節分」という行事があります。これは江戸時代頃に一般民衆に定着しました。古代から比べるとだいぶ最近の話になります。
桃ではなく大豆を使います。鬼や邪気を祓いたい場所に投げつけます。
古代の伝承や行事が時代とともに変化して、現在の形になったのでしょうな。