日本神話の漫画第11話「永遠の別れ」のページ。
①黄泉の国で変わり果てた姿のいざなみが「よくも私に恥をかかせたな」と怒りながら追いかける場面。
②いざなきが巨大な岩で黄泉比良坂をふさぐ場面。
③岩をはさんで向かい合い、いざなみが「あなたの国の人を日に千人しめ殺す」と告げ、いざなきが「ならば私は一日1500人の子を生ませる」と返す場面。
④夫婦が永遠に決別し、いざなみが黄泉の国の神・黄泉津大神になる描写。
⑤黄泉比良坂をふさいだ岩が道反之大神となる場面。

🟢夫婦の悲しい別れ

最後に追って来たのは、変わり果てた姿のいざなみでした。
いざなみは「よくも私に恥をかかせたな!」と激怒していました。
いざなきちびき岩(千人かかってやっと動くくらい大きな岩)で黄泉比良坂の入り口を塞ぎました。

🟢ののしり合う二人

その岩を挟み、二人はののしり合いました。
いざなみは「愛しい我が夫よ、あなたがこんなことをするなら、私はあなたの国の人を一日千人しめ殺しましょう」と言いました。
いざなきは「愛しい我が夫よ、そんなことをするなら、一日千五百の産屋を建てよう」と言いました。  

こうして、毎日必ず千人死に、千五百人が生まれることになりました

🟢あの世とこの世の断絶

夫婦は永遠に別れました。死の世界とこの世の行き来が完全にできなくなりました
いざなみは黄泉の国の神となり黄泉津大神(よもつおおかみ)となりました。
ちびき岩は道返之大神(ちがえしのおおかみ)と名付けられました。

とくら

この回の深掘り考察↓

いざなみが黄泉津大神に変貌したエピソードは、あの世とこの世の断絶を描いており、以下の説があります。

01

これまでは切り離されていた遠い国が、天皇系列の統治領域に組み込まれたエピソードではないかという説

02

いざなみが黄泉の国の主宰神となったことで、黄泉の国のトップの地位が交替したエピソードではないかという説。

03

死者復活の古代葬送儀礼の否定、これを明確に伝えるためのエピソードではないかという説。