

すさのお、高天原(たかまがはら)へ行く
須佐男(すさのお)は、姉の天照(あまてらす)がいる天上世界の高天原に行きます。根の堅洲国(ねのかたすくに)に行くことを許してもらおうとします。
すさのおが天に近づくと、山や川はみな鳴動し、大地はすべて震えていました。
あまてらすは驚き、「弟が天に上がってくるのは善い心からではない。我が国を奪おうとしているのだ。」と思います。
あまてらす、武装し待ち構える
あまてらすは、髪を男性のように結び、頭、左右の結んだ髪、左右の腕に玉飾りを巻きます。背中に千本の矢を背負い、脇腹に五百本の矢入れを持ち、竹製の鞘を差し、弓を振りたて、固い庭に両腿を踏み込んで雪のように土を舞散らして、荒々しい男性のように叫びました。「何のために上がってきたのか」とすさのおに投げかけます。
すさのおは亡き母に会いたくて泣いていたことや、根の堅洲国に行来たいこと、父いざなきに神の国から追放されたことなど、これまでの経緯を説明しました。
しかし、あまてらすの疑いは晴れません。心が清らかなことを証明せよ、というようなことを言います。
すさのおは、誓約(うけい)を提案します。「お互いに誓約をして子を生みましょう」と言います。
誓約は、古代日本で行われていた儀式のようです。神や仏に、自分の真偽や吉凶を証明してもらう行為です。事前に「もしこうして、こうなったら、潔白である」などと条件と方法を神に誓い、その行いの結果を持って正邪などが決定されます。

今回のあまてらす、過剰な重装備で、むしろ弱くなってない?と心配になります。
矢1500本。
武装して、玉飾りたくさん。
弓も剣も鎧も重いはず。
矢と玉飾りが多すぎます。
効率的に動けるとは思えない。強そうに見えることが重要なのでしょうか。
この先、あまてらすはメンタル崩壊して病んじゃうんですけど、この時から予兆はあったのかもしれないですね。恐るがゆえに過剰に防御し、自らの重荷を増やしてしまう。
周りに頼らず、自分ですべて背負い込み、最終的に引きこもりになるタイプ。実はこの回は、のちの伏線だったのかもしれません。